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黄泉の国

イザナミノミコトについてのキャンペーン、それは黄泉の国についての説明でもあるの。死者の国という言い方でいいのかどうか。個人的には全ての死者が蘇るようでいて、神たるイザナミノミコトの削げた何かを取り返すだけの仕組み。いくつもあるウェブゲームには母のイメージが貼り付けられているものの、要するに腐敗しきったこの世界は既に死者のみであり、また、そこに風刺としての面白みが描かれるのだったら、その意味を知るべきだ。

なぜか、いつも母の真似をする者がいる。まるで蟻の世界のようだ。一人ご自分のお好みの女性をたてながら、我々の事を模写していく。彼らは被差別部落出身であったのを誰もが知っている。私たちのことを徹底して真似しながら、ソースは出さない。我々を必ず言わないで消えていく。それが人に非ずという彼らの過去の悲惨な身分からの結末。

ずっと消えていく。彼らはいつも固定されない。まるでセメントを練り直したように私たちの真似をするマネキンのよう。

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